④腐朽菌は大地震の家屋倒壊の要因に
大阪市立大学の倒壊住宅の調査
◇大阪市立大学の調査によると、阪神大震災で倒壊した住宅の8~9割から「腐朽」や白蟻の被害が発見され、このような「劣化のある住宅」の全壊率は80%でした。一方「劣化のない住宅」では全壊と半壊を合わせても50%でした。
◇「生物劣化」とは「腐朽菌」や「白蟻」等による「生物が原因で木材が劣化すること」で、木造住宅の劣化原因は、1位が「腐朽菌」2位が「白蟻」と言われています。
「木材腐朽菌」とは?
◇「木材腐朽菌」はきのこの仲間で、胞子は日本中どこにでも存在しており、木材のセルロース、ヘミセルロース、リグニンなどの成分を栄養にして成長します。
◇「腐朽菌」によって木材の重量が10%軽くなると強度は40%低下します。
◇空気、温度、水分、栄養の4要素が揃った環境で生育しますが、4つのうち一つの要素でも除けば生育を止められます。
木材を劣化させない方法
◇「木材腐朽菌」の4つの生育条件のうち「水分」を断てば生育をストップできます。
◇乾燥させれば木は腐りません。乾燥した環境づくりが大切です。結露、水漏れなどが起きないよう定期的な点検が必要です。
「防腐薬剤」としても認定
◇「エコボロン」は「木材腐朽菌」やカビ菌などの菌類にも有効です。(社)日本木材保存協会によって「防腐作用」があることも認定されています。菌がホウ酸塩に触れると細胞壁を通して細胞内に入り、一定量の濃度を超えるとエネルギー代謝が出来なくなり死滅します。
◇「エコボロン」の原材料「ホウ酸塩」は、カナダの研究機関の14年間に渡る野外試験で高い防腐性が確認されています。
①人に害のない白蟻防除との出会い
②なぜ人に安全で白蟻に有害なのか?
③外国ではどんな防蟻薬剤が使われているの?
⑤施工写真&お客様の声