コロナと世界とオリンピック!

本当に久しぶりの、コロナ後では初めてのブログです。

感染者数は大幅に減りましたが、不自由な生活は続いています。まだまだ大変な状況の方も大勢いらっしゃると思います。

 

ただ以前のような、海外や日本での、医療現場が混乱し、多くの医療従事者が疲弊した姿をテレビで見ることは無くなり、ワクチン接種が進んでいない国での感染者増が報じられています。

 

しかし状況は変わり続けています。新しい変異種が次々と現れ、ワクチンをめぐる噂や報道、治療薬への期待!

 

接種率が上がらないフランスでは、未接種者のレストランへの入店を禁止、そして、東京オリンピックのガイドラインの変更、逆にイギリスでは、感染対策ルールを撤廃し、数万人がスポーツ観戦。

 

まだまだ、状況は変わるのでしょうか?

 

興味深いのは、同じG7でも、フランスとイギリスではコロナへの対応が全く違うことです。

 

マクロン仏大統領は、コロナにはワクチン接種しかないと言うし、英首相は、夏に再開できないなら、一体いつできるのか?と言うし。。。

 

ここ数年の世界の状況で感じるのは「分断」で、これはメディアでよく聞くようになった言葉です。

 

よく知られているのは、アメリカの「ブラック・ライブズ・マター」BLMと言われる人種差別抗議運動で、黒人と白人の間の分断です。

 

アメリカ大統領選挙では、バイデン派、トランプ派の分断もありました。

 

オンライン授業をアメリカ人の先生から受けることがありますが、自分の支持政党について熱く語る人もいれば、「支持政党は言えない」と秘密にする人、他の政党を非難する人もいました。

 

最近はワクチン接種にも分断を感じます。

別のアメリカ人の先生で「ワクチンを接種しないのは、愚か者か臆病者だ」と、女性ですが、強い調子で未接種者を非難されていました。。。

 

アメリカでは、州政府が強い権限を持ち、政党もそれぞれ違います。

国が二つに分かれて戦争をした南北戦争という歴史もあり、国家が分断されるような雰囲気も感じます。

 

国家分断というと、スペインとイタリアでは分離独立運動が盛んですが、イギリスのスコットランド分離独立問題は、もっと差し迫っているようです。

 

 

スコットランドの沖合には北海油田があり、独立しても、経済的自立は可能だそうです。ウェールズ、北アイルランドが追随すると、連合王国が解体しかねません。

イギリスのような影響力のある国が小さく分割されてしまうのは心配になりますね。

 

分断に話を戻せば、それぞれの異なる立場や状況などが「分断」の原因でしょうか?

ワクチン接種については、年齢や職業などで考え方が違うでしょうし、東京オリンピックの開催についても、根っこの問題はコロナなので。

 

1963年に東京オリンピックを観戦し、孫にも同じ感動を!という思いの人もいらっしゃると思うので、オリンピックで分断はしないで欲しいものですが。。。

 

以前の常識や正しいとされたことが、現在では非常識や間違い、とされることもよくあります。ぐるっと回って、昔の常識に戻ることもあるでしょう。

 

まさか、自国開催のオリンピックの是非を巡って、(招致のあとに)分断が起こるなんて! コロナ前には考えもしなかったことです。

 

早くコロナが収束するか、共生の道を見つけ、世界中で、これ以上の分断が起こりませんように ‼ と祈るばかりです。