②なぜ人に安全で白蟻に有害なのか?

ごきぶり駆除の「ホウ酸だんご」ご存知ですか?

「ホウ素」は原子番号5番の元素で、自然界には酸素と結合した「ホウ酸」として存在しており、干し上がった火山湖の地中から採掘、利用されます。日本の温泉水にも多く含まれます。

人には無害な理由

ホウ酸塩鉱石

◇目薬、コンタクトレンズの保存液に配合。キャビアの防腐剤にも使用。人のカルシウムの吸収を助ける為、骨粗鬆症のホウ酸サプリも存在します。

ホウ酸は無機物です。常温では揮発蒸発しないのでシックハウスやアレルギーの原因になりません。

◇人間などの哺乳動物が「ホウ酸」を必要以上に摂取した場合腎臓の働きによって、尿とともに排出されるため、大量に摂取しない限り安全です。

◇動物実験では、大量摂取により精巣が委縮するというデータがありますが、日常的に「ホウ酸」に晒されているホウ酸採掘場の労働者には全く問題は発生していません。

 

「ホウ酸」で白蟻や腐朽菌はなぜ死ぬのか?

腎臓を持たない虫や菌類には効果を発揮します

哺乳類は腎臓の働きによりホウ酸を排出出来ますが、腎臓を持たないゴキブリ、白蟻、腐朽菌(地震による家屋倒壊の主要因のひとつ)などは、細胞レベルでエネルギー代謝が出来なくなり微量の摂取で死に至ります。

◇ゴキブリ駆除の「ホウ酸だんご」がよく知られている例です。

◇「エコボロンPRO」による白蟻予防工事後に、それまで家の中で見られたゴキブリがいなくなるというご報告も頂いています。

 

「エコボロンPRO」の白蟻への効果

◇弊社使用の「エコボロンPRO」などのホウ素系薬剤は「食毒性」といい、摂取してはじめて効果が出ます。

◇「忌避性」=「揮発物質による離れた白蟻への攻撃によって白蟻を近づかせない」という働きはありません。

それは空気を汚さない、アレルギーの原因にならないということでもあります。

◇「エコボロンPRO」で処理された木材を白蟻が横切ったり、表面をかじったり、蟻道を作ったりすることはあります。

◇もしも「エコボロンPRO」で処理された木材を、白蟻が多数死にながら食害し続ければ、有効成分が浸透していない内部まで侵入する可能性はゼロではありません。

◇しかし、「エコボロンPRO」発売開始から6年以上「ホウ素系防腐防蟻塗料エコパウダーBX」発売から10年以上が経ちますが、そのような事例は発生していません。

 

「エコボロンPRO」の特長

揮発性がないため、成分が木部に残留し、そのため効果が超長期的に持続します。5年毎の防蟻処理は必要ないので、とても経済的です。

◇水と比べても、木材への浸透性が優れています。浸透性、製品安定性の向上のため、食品添加物などに使用される安全な成分を数種類、微量添加しています。

◇「ホウ酸」の働きとして、木材のセルロースなどの成分を栄養にしながら、木材の外見や強度を劣化させる「腐朽菌」に効きめがあります。

 

「ホウ素系薬剤」への批判

本当は森の掃除屋さん

◇水に溶けて流れてしまうという批判がありますが、水のかからない所で使用するのが主用途です。新築の場合は、棟上げ後、木部すべてに使用出来ます。既存の住宅では、白蟻が最初に侵入してくる床下に使用します。

◇駆除に不向きと言われますが「ホウ酸」は積極的に白蟻を殺すのではなく予防目的で使う物です。

◇すでに白蟻の被害が及んだ箇所には、別のホウ素系ではない薬剤の中で安全性の高いものによる駆除をした後、エコボロンで防蟻処理を行い白蟻の侵入を防ぎます。

アメリカでは、住宅木部の白蟻予防に使用が認められているのは「ホウ素系薬剤」のみです。

 

①人に害のない白蟻防除との出会い
③外国ではどんな防蟻薬剤が使われているの?
④白蟻が大地震の家屋倒壊の原因に
⑤施工写真&お客様の声