「ブルーカラービリオネア」とインフラと若者の未来
最近「ブルーカラービリオネア」という言葉を聞かれた方も多いと思います。
AIの進化によって、ホワイトカラーよりもブルーカラーである熟練技術者が求められ、高収入によって、億万長者=ビリオネアになるという、アメリカ発の言葉です。

日本にも同じことが起きるかは不明ですが、実際に今、技術者不足は急がれる問題のようです。
先日、ある自治体の技術職員不足や、理系学生への熱心な求人を扱ったテレビ番組を見ました。
日本では、道路や橋、トンネルなど、老朽化が進んだインフラが増えており、その維持、管理を担う人材の不足で、私たちが当然と思ってきた、整備された道路などのインフラが、当たり前では無くなる、危険な未来もあり得るかもです。
もちろん、自治体だけでなく、企業で働く現場の技術者の不足は大問題です。
日本では大学進学率が年々増加していますが、机に向かう仕事よりも、現場に出て、形が見えるもの、を作りたい若者には別の進路もあります。
工専=高等専門学校は、60年続く教育制度で、日本の技術立国化にも、大きな役割を果たしてきました。
生徒は、中学卒業後の5年間、実践的な一貫教育でエンジニアを目指します。その後、専攻科への進学や、大学へ編入学する道も開けているそうです。
現在の技術者不足に対処するために、高等専門学校や工業高校などの技術を学ぶ場をもっと増やすのも必要かもしれません。
何人ものノーベル賞受賞者が、日本の基礎研究の予算不足に危機感を持ち、今後日本からノーベル賞受賞者は出ないかもしれないと話されています。
同じように、インフラの整備、維持を担う人材のための予算も必要だと思います。
これは、今度の選挙の争点の一つで、だから移民労働者が必要だと言われていますが、彼らに頼るだけでなく、大学全入時代を見直すことも必要かもしれません。
生成AIの進化によって雇用が逆転し、日本でも「ブルーカラービリオネア」が始まる(かもしれない)時、今後失われそうな職業のために、授業料を払って大学に通うのかどうか、現在は時代の曲がり角かもしれませんね。